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偽善の心の通り道
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作詞 abateman |
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何度も僕を頼っては
君は感謝していたね
僕はそのたび辛くて
そして最悪の男だった
君と誰かの恋なんて祈る気持ちになれなかった
君が決意したその日の夜は
酷い土砂降りだった
電信柱の傍で真っ白な猫は
その体が汚れるのも気にせずに
雨に打たれ鳴いていた
髪型を変えた君は
「なんとなく」と言うけど
赤く腫れた目の下を
僕は見逃さなかった
わかりやすい君だから 僕は好きになったんだろう
偽善の心で君を慰めると 君は僕を強く抱きしめて
胸が湿っていく感覚に僕は苦しくなって
強く抱き返した
天気予報は外れて 二人だけの公園を
深く濡らしては 去っていった
もう気持ちに嘘はつかないと決めた
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