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名モ無キ唄
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作詞 遠山 愛 |
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継ぎ接ぎだらけの服を着て
ただただ無謀に彷徨うだけで
雨が降ると誰もがここへと逃げ込む
行き場のない体
どうかこのまま朽ち果てて
明日もただひたすら続く
「絶望」という名の日々
きっともう来ない
「希望」と名の付く日々
埃を被り眠っていた
ピント合わない古ぼけたカメラ
息を吸うと誰もが藻掻いて苦しむ
行く宛はないさ
きっとこのまま腐っていく
月日はもう分からなくなった
「回る」地球に置いてゆかれ
時をもう知らない
「巡る」季節に行く手をずっと
阻まれてしまい動けない
モノクロに溺れてしまった
セピアに沈んでしまった
時は刻むのを止めた
既に暦の意味は消え
既に時計の意味はない
塞がった耳は脆く崩れてゆく
名モ無キ唄
語り継がれる訳もない
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