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仙人掌
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作詞 RINKEH |
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その手で掴める優しさは 何のために在(あ)る?
傷つくことばかりの未来を掴もうとした君は
棘に気づいてためらった…
本当は誰も何も傷つけたくないのに
その身を包む幾つもの悲しみが 優しい心を傷つける
本当は誰も何も傷つけたくないのに
ただ優しさに触れたいだけ、なのに
過去(むかし)の痛みを思い出して 殻に籠もる心
素直な気持ちを見せられないまま すれ違う
優しくしたかったのに 傷つける
失うモノが多すぎる 生き方を変えていきたかった
だけどもう 心と共に枯れていってしまう
この心を解っていても 触れられないなんて
この身に触れる空気だけで充分になっていた
悲しさに慣れてしまったから…
本当に誰も何も傷つけたくないのに
どこで触れても気持ちを痛みにしかできない
本当に誰も何も傷つけたくないのに
ただ悲しみを越えたいだけ、なのに
未来(つぎ)の痛みを考えてしまい 弱い心になる
素直な気持ちを見せられないまま すれ違う
優しくしたかったのに 傷つける
失うモノが多すぎる 生き方を変えていきたかった
だけどもう 心と共に枯れていってしまう
明日にはもういないだろう そんな自分は必要ないから
枯れた身を地面に横たえ 大地の糧になった方が
その方が優しくしたかったモノにもっと優しくしてくれる
だからもう 心と共に枯れていくことが嬉しい
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