|
 |
|
旅人よ
|
| 作詞 マイ |
|
道行く旅人よ
彼方は何処へ
何を求めて歩むのだろう
何も出来ずにただ小さくなる
そんな僕と違って
自分の足でひたすら歩く旅人が
羨ましかった
旅人よ
そんなに急いでこの先に
一体何があるというの？
また一人
この柵を越えて行った
今まで何人もの旅人が
小さくうずくまる僕の横を通り過ぎ
この柵を越えて行っただろう
まるで羽根が 翼があるようだ
僕はただ それをじっと眺めてる
旅人よ
そんなに急いで
何処に行くというの？
この柵の向こう側には
僕の知らない世界があるの？
ならば一度見てみたい
旅人が僕の横を通るたび
僕は自分の無力さに腹が立った
どうして僕は此処にいるのだろう
この柵の向こう側へ
どうやって超えてゆくのか
なぁ
旅人よ
知っているなら教えてくれ
この向こうに何があるんだ？
今の世界じゃ物足らないよ
小さくうずくまっては泣いてばかり
この柵の向こうには どんな世界がある？
此処よりもっと酷い所か？
それとももっと輝いている所か？
道行く旅人よ
旅人の体
羽根に見えたけれど
それは一体何なんだ？
知っているなら教えてくれ
この柵の向こうへは
どうやって超えればいい？
考えている間にも
また一人柵を越える
今日の最後に柵を越えたのは
僕の最愛の人だ
教えてくれ
この柵の向こうに何がある？
羽根のように輝くものは何？
そんな僕に一言のみ
「勇気」
あともう少しすれば
時は色褪せる
僕も踏み出してみようか
今はまだうずくまるけれど
いつかこの柵の向こう側へ
|
|
|
