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掌に希望を
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作詞 架珪 |
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「もう夢なら全部捨ててきた。」
人気のない放課後の教室
君は冷たく言い放つ
放たれた窓 なびくカーテン
季節の儚さまで 彩る
私が泣いても君は笑う
「それが旅立ちだ。」
願った夢 手に入らなくても
進むしかないと
君は知っていたんだね
最後のチャイムが鳴る
歩き出す合図
もう ここには居れない
「捨てないで歩いていてください。」
そういったら君は困りますか
二人で歩く帰り道
散りゆく桜 落ちる枝の影
季節の儚さを 通っていく
握った君の手は冷たかった
「もうお別れだね。」
その温度差 忘れられなくても
別れるしかないと
お互いに分かっていた
君の指先から零れる夢
全て拾えなくても
掌に希望を残してください
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