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ブラインド
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作詞 華柳111号 |
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鎖に繋がれて、君は何処を見ているの?
良い子だね こっちにおいで
こんなに情けない僕は 見られたくないから
目隠ししてあげる
大丈夫だよ
慣れるまでは怖くないように 傍で見ててあげる
光が見えないとさぁ 不安じゃないかい?
信じていたものが 急に解らなくなる……
君は僕と同じだね 逃げてるだけの、まるで道化師
天然かい? 泣く顔が愛おしいけれど
僕が怖い? だったら早く、逃げなよ
僕が、僕じゃなくなる前に
……愛してる。愛してるんだ
他の男に盗られるくらいなら
この手で君を、壊してしまいたいよ
束縛されるのは嫌い? でも僕は不安で仕方ないんだ
欲しいのは君だけ 君しか要らないのに
嗤いたければ、そうしろよ それとも、
僕から逃げ出したい?
――いいよ。
じゃあさっさと、僕の前から消えてくれ
僕の心から 君のいっさいを消してくれ
狂おしいから
逃げて叫んで苦しんで哀しんで切り裂いて
解放してあげる。
だから、戻ってこないで
……消えてしまえばいいよ
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