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僕が王様になったら
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作詞 クラムボン |
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アノコが凄く大切にしてた
虹色のオブジェを割ったのは僕だよ
先生はまたアイツを疑ってる
僕の事なんて眼中無しだろう
「昨日パパが買ってきてくれたの」
ちょうど10分前にアノコが言ってた
「君は何がそんなにおかしいの?」
ちょうど3分前にそんな事を言われた
ママが昨日泣いたのは
パパが帰らなかったからじゃないよ
パパを怒らせてしまったからさ
僕が王様になったら
朝食はいつもママの手作りチョコレートパイ
それにカップ一杯のホットミルクがあれば十分さ
もちろん僕の前にはパパがいて
ママはキッチンで笑ってるんだ
ママは夜になると決まって「ごめんね」
って笑いながら僕に言うのさ
ママは笑ってる顔が一番悲しそうだから
僕はあの夜家を飛び出したんだ
ママを悲しませるパパなんて大っ嫌い!
だけどママが好きなパパは大好きだよ
パパの顔を思い浮かべたら
笑った顔がかっこよかったんだ
パパが昨日怒鳴ったのは
ママが嫌いだからじゃないよね?
パパはきっと自分の事が嫌い
僕が王様になったら
ランチはパパが作ってくれたトロトロオムレツ
それにちょっとしたサラダがあれば十分さ
ときどきはサンドウィッチ持って
皆でピクニックに行くんだ
パパもママも皆仲良くなったら良いのに
そして僕もアノコに謝りにいかなくちゃ
無理して笑いすぎたのかなぁ?
顔がもとに戻らないんだ
僕が王様になっても
ダイヤモンドもエメラルドもいらないよ
ママにはいつものエプロンが似合うし
パパには最高の笑顔が似合う
僕にはそんな二人が似合うんだ
僕が王様になったら ママにいっぱい頭撫でてもらって
僕が王様になったら パパに肩車してもらうんだ
僕が王様になったら パパとママと一緒に寝たいな
僕が王様になったら パパとママと手を繋ぎたいよ
僕が王様になったら...
僕が王様になったら...
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