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『寒くなるよ』
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作詞 出張ギブス |
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寒くなった。
白い吐息が空に消えて
取り残された空間に
並べられた人口の光が
僕だけを照らし出すから
まだ君と目を見て喋る事が出来ないよ
僕にだけ先に冬が来て
張り詰めた空気を噛み締める
何処か穴があいてる胸が
浅く 凄く 痛がるから
溜め息が形を作らず消えていくように
何だろうな?
複雑な日常に慣れて
散らばっていく僕達に
重ねられてく定義の中で
神は何かを与えてくれた
君が居なくなったこの場所で僕はきっと
今年もまた寒くなるのかな
秋の夜長に思いを更ける
あいた穴を塞げるたびに
深く 強く 鬱になるから
遠い空の向こう側に君が居るなら
今年は雪が多く降ればいいね
肌寒くなった空を見上げる
穴は塞がらなくていいよ
淡く 優しく 僕の中で
君が思い出に変わって行くから。
僕が少し強くなるように
「冬がくるよ」
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