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月の血束
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作詞 名もなき少女→「tomo」 |
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俺は 息を呑んだ
アイツの気配がする
昔 アイツは族の``頭(かしら)″だった
仲間を飛躍させるまでは―――
それ以来 姿を見せなくなったアイツが
今 再び 現れるのだと・・・
俺は 確信した
―――聖夜の晩に
アイツは 仲間を捨てて生き延びた
誰もいない海岸沿いに見える 大海原で・・・
俺はアイツと出会った
奴は言う
「俺は 仲間の生き血を見た―――。
見てくれ。この汚い俺の生き様を・・・」
俺は アイツが何を訴えているのか分からなかった
ただ一つ 言えるのは
アイツは 本気で仲間を殺したワケじゃないってコトだ
しょうがなかったワケでもなく・・・
俺は アイツと出会った頃の情景を思い浮かべていた
聞いてくれ!
俺は オマエの 本性を見たんだ
正気のオマエじゃない 俺とオマエだけの月の血束
心情にも満ちた この闇の中で
終幕の鐘が鳴り響く夜
今 再び・・・
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