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大好き
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作詞 陽加 |
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降り続く雪に覆われたこの街はまるで
生クリームでデコレーションした巨大なケーキみたいで
指を絡めあい息を白くして歩く僕らはまるで
寒さに体をこすり合わせる野良猫みたいで
僕もきみも寒さに負けて 鼻や頬がもう真っ赤だ
そのくせ布で手を隠さないのは
僕らには必要ないからってことなのさ
冷たい手を重ねて繋がるきみと僕
どちらともなく繋げたそれは今
僕の中を熱くかけぬけてますます鼻の頭を赤くさせる
目の前に並ぶイルミネーションは僕らの希望
そう確かに想うのはこの高鳴る心臓
絶対にうそじゃない
きみが蚊の鳴くような声でそっと呟いた言葉
雑音がうるさい中だけど
僕の耳にはしっかりと届いた
どうしてこうも きみは僕を惹きつけてやまないのだろう
しっかりと伝わったよ
「大好き」
冷たい手を重ねて繋がったきみと僕
絶えることなく繋がるそれは今
僕によって強く引かれてきみの細い体は僕に飛び込んだ
胸の中にある小さな温もりは僕の宝物
そう確かに想わせるのはここにいるきみ
絶対にうそじゃない
胸の中で もう一度きみが呟いた
「大好き」
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