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ホントに欲しいのは
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作詞 槿河 |
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手を差し伸べて
微笑みながら
あたしを連れ歩く人がいる
自分のしていることに誇りをもって
あたしが可哀相だと言い回る
手を振り上げて
涙を浮かべながら
あたしを殴る人がいる
怒りに身をまかせたまま
自分だけの哀しみに捕らわれたまま
仮面の下であたしを笑うくらいなら
真実の心であたしを殴ってほしい
身体も痛い、精神(ココロ)も痛い
でもその人の憤りがわかるから
その人の愛情を知っているから、耐えられる
手を差し伸べて
微笑みながら
あたしを連れ歩く人がいる
偽りの優しさはいらない
同情して欲しいわけじゃない
手を振り上げて
涙を浮かべながら
あたしを殴る人がいる
痛みは消えないけど
精神(ココロ)は壊れてくけど
貴女はまだあたしを愛してるから
ホントに欲しいのは
偽りのない貴女の優しさだけど
偽りのない貴女の怒りでも良い
たとえ身体から血が噴き出しても
それで貴女の哀しみや憤りを
受け入れられるなら良いと思った
貴女を失うくらいなら
あたしの命はいらないと思ったけど
それが只の偽善だと気づいた
微笑みながら手を差し伸べる
仮面をつけた大人たちと
あたしを可哀相だと言う
暇な偽善者たちに
あたしにゴメンねと言ったきり
どこかに連れて行かれて
帰ってこない貴女
きっとこれも全部あたしが悪い
そう信じて
貴女が帰ってきてくれるのを只待つ
ホントに欲しいのは
偽りのない貴女の優しさ
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