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あの日
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作詞 沙津鬼 |
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今まで捨ててきたモノ 全て拾って
また始めからやり直せたら
どれだけ無駄な時間を賭けずに 新しく咲けるのだろうか
溢したモノは 朧気な 記憶の片隅に そっと佇むだけ
今はそれより 過去を忘れさせて
近付くだけでは駄目だって事は分かっていたんだ
僕ら二人には 何も無くて
触れ合う事しか出来なくて
冷たい唇は 未だ 感覚を保ってる
本当は好きだったのかもしれない
心の何処かには願いがあった
数知れぬ程の夢も 瞳を開ければ幻想でしかない
嘘つきな僕ら 寂しさを紛らわすために 手を繋いだ
決して 何も 得られるものは無かった
「欲望を満たしたいと 身を寄せ合うのは 人間(ひと)の性」
長く、けれど時間にすれば 短すぎるほどのストーリー
こんな時間が幸福なら 愛する意味も忘れられるのに
「好き」だと交わした言の葉を まだ持っている僕
どうか、もう一度だけでも ねぇ
あんな会話を取り戻して 身を寄せ合うだけの二人を
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