|
|
|
永遠の幸せ
|
作詞 戒音 |
|
永遠なんてないこと
もうとっくに知ってる。
バカにすんなよ。
俺にだってそんくらいの事わかる。
いつか誓った永遠の恋。
あの頃は、まだ幼かった。
永遠なんてないことに、
まだ気付かずにいた。
『永遠』なんてもの、あるはずがないのに・・・
夜中きた電話。
俺の友達。
泣いていた。
「灯が交通事故で・・・」と、
俺に告げた。
信じられなかった。
あいつが死ぬなんて、あるわけないと
そう思ってたんだ。
こっちからフッたくせに。
いまさら惜しんだって遅いのに。
今の俺の姿見たら
絶対怒んだろ。
「私のことで泣くな!」ってさ。
言ってくれよ。
もう一度怒ってくれよ。
俺を一人にしないでくれ・・・!
急いで病院へ向かう。
見えたのは
「灯・・・?」
手を差し伸べてくれる。
その手を掴んだ。
『もう二度と、この手を離さない・・・』
車が何かにぶつかる音が
遠くで聞こえた。
一緒に行こう。
この手はもう絶対に離さないから。
永遠なんてない・・・
と思ってた。
やっと見つけたよ。
これが永遠ってもんなんだな。
これからはずっと一緒だ。
これが永遠の幸せ。
・・・亡くなったのは・・・
・・・高校生の・・・
・・・恋人達・・・
|
|
|