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聖者と行進
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作詞 元知。 |
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クリスマスソングが街に響く頃
僕らは雪に標を残し歩いた
ほとんどズレることの無い歩幅で
靴の裏のくぼみの跡をつけた
耳障りな音も聞かない場所へ
僕らはゆくよ
「空の果てに石を投げた
天使にぶつかって落ちた
天使は僕らの標を
追いかけて飛んできた」
涙の後がまるで小動物の
足跡のように白に跡つける
天使は言った「どこへゆくの?」
行進して辿り付ける場所までさ
下手に英語を混ぜた流行ものの曲
聴きたくないんだ
「聖者と行進無視し駆けた
身体が熱くなった頃
振り向いたらそこにいるでしょ
天使と聖者」
また聴かなければならないの?
聖者と行進して進んだ道には
淡い恋物語や流行ものもなく
ただ白い雪と靴裏の跡だけが
点々と続いてるだけだった
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