|
|
|
タマゴ。
|
作詞 美遊。 |
|
アタシは 今 タマゴの中
堅く シッカリした殻に守られ
周りの騒音や動きには 関知せず
暖かい日差しを受けながら
のんびりと 保護されて トキを待つ
外界に 興味はありません
ココにいれば 安全だし
穏やかなキモチで 毎日を過ごせるから
目を閉じれば ホラ
空中に浮いているような 安心感
誰かに抱かれるような 心地よいジカン
未来を夢見るより 今に満足していたい
でも 安心に慣れてしまうと 退屈なモノで
新しい刺激 つい 求めたりするのです
ココが安全だとわかっていながらも
外の世界に 興味を持ち始める 雛
一度 外に出たら 戻るコトが出来ナイなど
全く考えもせず ただ無心に
ココを破れば 新しい世界が広がる
そう想っていたハズなのに
待っていたのは 餓え・乾き・孤独・闇
ジブンを守ってくれるヒトもなく 場所もなく
ヒトリで生きてく術も 身につけずに
目先のコトに捕らわれ 行動した罰
ヒトリでは 生きられない
されど モトには戻せない
今更泣いて どうなるワケでもナイのに
止まらない涙 せわしない鼓動
なくなってから わかる有り難さ
実践せずには 実感出来なかった罪
成熟してイナイというコトが
一歩間違えると キケンを伴うと知ったトキには
すでに遅く かけがえのナイモノなくす運命
中にいるトキ ヒトリだと感じてたのに
外に出た方が 孤独を痛感するとは
タマゴから出たかった 雛のおハナシ
タマゴから出なければ ナニも知らずに済んだのに
|
|
|