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おかえり
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作詞 凪沙 |
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アイツのこと もう吹っ切れたハズなのに
この心にあるもやもやは何だろう?
もう・・・・関係ないのに
心に霧がかかったみたいですっきりしない
自分自身に嘘をついてることに気が付いてなかった
もう気にすることないのに
何でかな 気が付けばアイツのことばかり
今どうしてるかとか やっぱり馬鹿のままなのかとか
アイツのことしか考えてない自分に気付いた
いつから私はこんなに弱くなったんだろう
前の私とは随分離れてる
前の私は もっと冷たくて 独りの時間が多くて
強 か っ た の に
孤独を苦痛と感じたことはなかった
それが当たり前だったから
けどアイツは私から孤独も冷たさも強さもなにもかも奪って
何か違うものを与えていった
今まで持っていた冷たいものじゃなくて
暖かいものを私に与えた
「ずっと一緒」と約束したのに
アイツはもうここにはいない
あの笑顔は嘘だった?
あの言葉は嘘だった?
・・・あの 温もりは 嘘 だ っ た ?
アイツと会ってからこんなにも臆病になったのかと
その時気が付き 何でか笑えた
あれからしばらくたっても
アイツのことを忘れられない自分がいた
私はまだ弱くて 臆病で 独りが嫌いで
前の私は独りを「嫌い」と感じたことはなかったのに
何を言っても離れなかったアイツの所為だ
けどそれでも嫌ではないと 嬉しいと感じていた
未だにアイツを待っている私は
前の私から見れば救いようのない「愚かな者」だった
けどそれでもアイツを待ちたいと思ったのは何故だろう
それまでにアイツの存在が私の中で大きくなっていたなんて
約束を破っていったアイツへの怒りもあるけど
それ以上にあるのは「会いたい気持ち」だった
もしアイツが帰ってきたら
最初に思いっきり殴ってやろうと思う
それから怒り出すアイツに向かって
前の冷たい笑みなんかじゃなくて
もっと暖かい 明るい笑顔を
今まで1度も浮かべたことのない笑顔で
心からアイツに言ってやろう
「 お か え り 」
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