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君からのTel
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作詞 束砂 |
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受話器握りしめて
一人だけの夜を明かしかける
電話するよって君が言ったはずなのに
いつまでも鳴らない子機を抱えて
もう来ないかなと半分諦めかけると
様子をうかがってたかのように
けたたましくベルが鳴った
震えが走る
受話器を持つ手が震えた
もしもし?
君だと分かってるから話が続かない
あ・・・
お互い口を開きかけてやめる
何を話したのかさえ覚えていない
目頭が熱い
君のことを思うたび
あれがきっと最初で最後
君からのTel
君の声が悪戯に耳元くすぐる
あれを聞くのもこれが最後
友達としてはいられない
長くて短かった恋愛だったから
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