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井の中の蛙達へ
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| 作詞 『ちゃんた』 |
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丸い空から楽しそうな声が聞こえる
「そとはどんな世界だ？」
声は届かないのに聞いてみた
期待は膨らむばかりで
好奇心は抑えられそうにない
「行ってもいいか？俺もそっちへ」
楽しそうな声は続く
それを返事と受け取るぞ
勢いよく飛び出した外の世界は
見渡す限り壁だらけ
「あの声はどこへ行った？俺はどうすればいい？」
好奇心に押さえ込まれてたちっぽけな不安が
心の中を埋め尽くす
丸かった空は想像以上に広かった
「一人じゃ何も出来ないだろ？
ここはそういうとこだ
声が枯れるまで叫んでみな
必ず誰かが答えるはずだ
大丈夫 心配ないさ
スタートは皆同じ場所だ」
思わず張り上げた声には
怖さと強い想いが乗っかった
「届くのか？届いてくれ！
その壁の向こうに何がある？
返事をしてくれ！
力を貸してくれ！」
泣き声にも似た叫び声は
壁を突き抜けて遠い空の彼方にまで
風となって響き渡る
「目を凝らして前を見ろ
壁なんてないじゃないか
そこにあるのは無限に広がる可能性だ
そいつは場合によっちゃ壁にもなるが
今は大きな味方となるはずだ
後ろを見てみな
君はもうこんなにも進んできたんだ」
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