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夕
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| 作詞 珍念 |
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黄昏に染まりゆく この街の中で
君を探し続けて 一人歩いていた
夕日が笑いかける そんな赤の時
不意に肩を叩かれ やっと君に逢えた
歩きながら話すことは いつもと変わらないけど
歩きながら見るモノは もう見慣れてしまったけど
そんな他愛のない会話も 見飽きた景色も
どこかやさしく感じるよ
夕日が顔を隠すまで 君を離したくはない
「ずっと一緒にいて欲しい」
ささやかで 嘘のない この願いを
心の中で何度も唱えたよ
秋の風が冷たい この街の中で
君と出逢ったことで 僕は強くなれた
夕日が落ちかける そんな赤の時
繋がれた手から ずっと君を感じてた
歩きながら話すことは もう無くなりそうだけど
歩きながら見るものは もう道だけになったけど
そんな空虚な時間も 気まずい空気も
なぜか気になりはしないよ
赤に染まるこの時 君を抱きしめていたい
「このまま別れたくない」
わがままで 身勝手な この気持ちを
聞こえぬように 何度も呟いたよ
世界が黒に染まる 君はまた手を振るだけ
「まだ行かないでほしい」
ささやかで 叶わぬ この想いを
呪文みたいに 何度もささやいたよ
君に聞かれないように・・・
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