|
|
|
矛盾
|
作詞 紫陽花 |
|
空に向かって伸ばした手
掴めた雪が透明になる
硝子越し一枚にみる景色が
物悲しくも光を放つ
思い出は優しいと言うけれど
私の傷を舐めては癒す
曖昧な記憶だけが君に繋がる
忘れたくない 憶えていたいよ
あの日君と雲を掴んだ
どこまでも行けると信じていた
あの日の雲は 今どこに流れたのだろう
私の思い出を乗せて
人魚姫にはなかった足
蹴った土が風になる
硝子越し一枚にみた景色が
人工的な灯りを燈す
思い出は綺麗だと言うけれど
私を傷つける鋭利な刃
思った心だけが氷の夢に眠る
目覚めたくない 眠っていたいの
あの日君と星を掴んだ
誰よりも幸せだと信じていた
あの日の星は 今輝いているの?
私の心を映した光は
夢であるようにと願う日々が続く
夢でないようにと願う日々が続く
|
|
|