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荒野の花
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作詞 詩穏 |
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知らない事が罪だと
何時までも想い続けます
例え知り得ぬ事だったとしても
それは拭えない罪です
進んで戻って躊躇って
結局はまだ踏み出せずに居る「時」
潮に流され崩される
何時か作った砂の城
ああたった一つの尊い貴方の命で
貴方は何を握り締める事が出来たのでしょうか
私は何も掴む事が出来ず
只流れていきます
清流のように
たった一つの音が聞きたいと
願った事は罪なのでしょうか
貴方への冒涜になるのでしょうか
貴方の呼吸の音が聞きたい
只それだけなのに
握り締めたその手は
貴方自身より大事な物を
掴み取ったのですね
美しく咲き誇る貴方を
私は誇る事が許されるのでしょうか
ずるい人
貴方に見合った人になる為私は
強く生きなくてはならない
荒野の花の様に私は
何時か見た夢のような草原を夢見て
何処までも歩いていきます
何処までも、何時までも―――
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