|
 |
|
激情は静かに生まれゆく
|
| 作詞 りおん |
|
『幸せ』
神の祝福
やわらかな刻
過ぎ去りし 思い出
空は
どこまでも青く
雲は
どこまでも流れる
水は
儚く音をたて
空気は
その身を震わせ
冷たく纏わりつく
憎むことも
悔やむことも
殺したいと思うことさえも
何も知らなかったあの頃
無邪気に笑った
漠然とした理想と
夢と 期待を
抱きながら
腕を伸ばした
綺麗にわらう唇が
何か 囁いてた
明日になればわかるかなぁって
あたしも笑った
ありもしない幸せな未来を
この手に強く
強く掴み取った
そんな気がしてたんだ
街を
歩いた
喧騒が
躯中に染み込み
現実を
知ったのはいつ？
いつか
貴方に逢えること
きっと夢見てたよ
何も知らなくても
脳髄の奥が
本能という形で求めてる
幼い躯に
醜いほどの浅ましさを
秘めていたんだ
歩いて
幾つも見た
寄り添うふたり
運命に約束されたふたり
カミノシュクフク
『コドク』
あたしたちは
神に
愛されなかった？
安らかに眠って
目を開けたら青い空があって
太陽はいつもと変わらず燃えてて
どこか 残酷だった
ねぇ何も変わらない
あたしが貴方を見つけて
ようやく見つけても
満たされるものか
何もかもが
引き離されていたのに
どうして
出逢ってからしか
気付けなかった・・・
貴方は確かに笑っていた
それは
死にかけの蝶が 羽根を震わせるようで
・・・ねぇ
何て言ったんだ
何で 笑ったりした？
触れ合うことでさえも叶わなかったふたり
冷たく廻り続ける運命が
嗤っているように見えたよ
約束された未来（りそう）を
踏み潰しながら
・・・心臓が
求めて やまない
幸せと呼ぶ
甘い快楽
カミノボウトク
誰も触れさせぬ背徳
|
|
|
