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Mute
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作詞 咲良 |
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触れることを忘れてしまった
誰より近くて遠い存在になった
私と空気を埋めるものが 消えた
もう 忘れることも適わなかった
離れることはもうできないのに
願えば願うほど 距離を知る
『ごめんね』 その言葉だけが
空に舞い上がって 星屑になる
眩し過ぎる夜 あまりに輝きすぎて
月の光が射して 涙が輝石に変わる
聞こえないあなたの声 耳を塞いだ
あなたの声が聞こえるから
嘆くことを忘れてしまった
感情が凍って何も言えなくなった
私とあなたを繋ぐものが 消えた
もう 立っていることしかできなかった
寄り添うことはもうできないのに
想えば想うほど 終わりを知る
『さよなら』 その言葉だけが
心に埋もれて 溶け込んでいった
静か過ぎる夜 全てが止まったままで
吹く北風が過ぎって 涙は流星になる
聞こえないあなたの声 眠りに就いた
あなたの声が聞こえるから
――――耳を塞げば聞こえるから
――――あなたの声が聞こえるから
――――できるならもう 永遠に
――――もう永遠に 逢えない
――――もう永遠に 消えない
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