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真綿
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作詞 織田碧 |
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あの森へ
暗い森へ
遠く森へ
烏が哂いながら言った
「そこは戻れない森だよ」と
それでも別に構わないんだ
すべての繋がる物を捨てて
マフラーに顔を埋めて歩き出した
……呼ばれた気がした
僕の名前を
君の声で
まさかね きっと都合の良い脳が作り出した声さ
寒い方が多分やりやすいはずだろう
ポケットを探った
大丈夫
睡眠薬なら売る程持って来ている
さようなら
さようなら
この世の全てにお別れの言葉を
僕を愛してくれた者へ
僕が愛していた者へ
最期のキスを込めて この空に放とう
泣いてくれるかい?
いいんだよ
バカな病気が犯した たった一人の男の話さ
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