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宇宙と地球の思い出
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作詞 Quilt |
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わたしは小さい頃から星と月がすき
お庭から見えるのは 月とオリオン座と北極星
星は薄くてほとんどはっきり見えない
月だけが目立つ夜空
それでも すきだった
高校の修学旅行
行き先はオーストラリアのある島
青い空と青い海に囲まれた小さい島
島にはコテージよりも大きい建物はない 車もない
足元を照らすだけの外灯
ほどよく茂ったユーカリの木々
そこは人間も含め生き物の楽園だった
何もかもが果てしない
喧騒とは無縁の島で
本当の星空を見たんだ
太陽が昇ってから沈むまで遊び
疲れ果ててベッドに倒れこんだ
大きな窓からは星空が見えた
思わず飛び起きて外に飛び出した
そこには信じられない程の星があったんだ
夜空に隙間なく敷き詰められた星
ダイヤモンドの絨毯のようだった
月は絨毯のアクセント
月明かりじゃなくて星明かりが
わたし達を照らした
『星ってこんなにあったんだね』
それから7人で桟橋に行った
寝転んで地球の形に沿った星空を見上げた
『星空が覆いかぶさってるみたい』
流れ星が流れた
ひとつ ふたつ みっつ
感動のあまり何も言えなかった
もう言葉なんていらなかった
わたしはあの小さい島で
宇宙に地球は浮かんでいるんだと実感した
あるはずのものが見えない場所で
今日もわたしは生きている
お庭から見えるのは 月とオリオン座と北極星
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