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じいちゃん
作詞 紫穂
いつも学校から帰ると
『おかえり』って笑顔で言うてくれた


大好きな じいちゃん


お別れのきっかけは
3年前の10月末。
風邪を引いて 入院したことから。
―――肺炎やった。

お見舞いに行ったときは
元気がなかったけど
意識はしっかりしてて
あたしはじいちゃんと
握手して帰った。

その翌日や・・・・
じいちゃんとお別れしたんは。


11月の始め、あたしはいつも通り
学校に行って 昼休みを楽しんどった。
でも先生に呼ばれて
『今、お母さんが迎えに来るから。』
それだけ言われた。

でも それだけで充分やった。
『じいちゃんの事なんや』って・・・・
理解するのには充分やった。


急いで病院に行ったけど
間に合わんくて
じいちゃんと言葉も交わせんままに
お別れしてしもた。


そんなん ナシやろ・・・・。
なぁ・・・じいちゃん・・・・。

あたし、まだ握手した時の
じいちゃんの手の温もり
手に残ってるもん。

そんなん 悲しすぎるわ。


でも・・・・窓からは
あったかい陽が差し込んでて
風も優しかった。

こんな良い日に
旅立てたじいちゃんは
幸せやったかな。


――――最後に・・・・

じいちゃん、ありがとう。
あたしは じいちゃんの孫で
ホンマに良かった。


ありがとう。

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル じいちゃん
公開日 2007/01/07
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ 片思い
コメント わたしの祖父の話です。全部実話です。自分の住んでいる地域の方言で書きました。また、あえて『死』という言葉は使いませんでした。
紫穂さんの情報
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