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自己殺意
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作詞 羊 |
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あれは昔見たはずの楽園
旅路に疲れ 失明の果ての出来事
触れる泡は汚れを含み
無駄な杖は不確かな断定と森へ捨てた
まだ少し残るこの感情には 誰が気づこう
孤独な存在のまま
さあ歩け 立ち止まれば地に埋もれるだけ
何処から来たのか この悪意
まだ歩け 選択肢はまた一つ減り逝く
何故泣くか 当然の症状
時代は手遅れ 砂が風にしがみ付き逃げた
空はにわか 誰の涙か罪の辛さを被る
これは昔捨てたはずの希望
街路に間切れた文明に宛てる暗号紙
悲しい赤は憂いを痛み
雑多な文字列は 最低知能とあきらめた
また少し増えるこの感情には 誰が気づこう
満ちればただ終幕
さあ走れ 立ち止まれば池に沈み逝くだけ
何処から来たのか 付く暗影
まだ走れ 選択肢に頼れど無力が際立つ
何故泣くか 死臭の象徴
偉人は廃れ 砂も風も死に恐れる異物だ
裏は惑う意 何の権利か罰も辛さを増す
今日は昨日に敬意を払い
明日は今日に敬意を払う
時間を知れ こうも輪廻という宗は不可思議
別れを放ちまた足を速めど 気持ちは延滞
何も止まるものは無し 浮世もそう はしゃぐ殺し屋
さあ歩け 立ち止まれば地に埋もれるだけ
何処へと行くのか 失落生命
まだ歩け 選択肢は一へと上り詰め逝く
何故泣くか 混乱の末期
時代は手遅れ 砂が風にしがみ付き逃げた
空はにわか 誰の涙か決意にかぶりを降る
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