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白い桜
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作詞 Strange-Rain(亮+St‐Heaven) |
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雪の妖精に 祈りを捧げる
どうかまだ 溶けるのには早くて
芽吹きが来たなら 最後の時
桜よどうか まだ白いままで
淡く濁った雪空に卒業証書を投げた
降る羽根は別れの名残り 妖精がくれたもの
まぶたの裏側に移ろう 永遠
廻る季節の中に それだけはいつも
忘れられることができなくて
でも 忘れたくはなくて 締め付けてる
付き纏う白い影 忘れ得ぬ白い空
雪解けを待つ空の下 私は此処で
ただ一人求めているのは 季節外れの白い桜
もう溶けることの無い 白い桜
放課後 掌を伸ばして 霧の中
霞んで見える あなたを見つけて
頬へと流れる涙に寄せる 口笛
それはまるで 幼い天使が唄う歌
子守唄のように 何時までも触れていたい
誰もいない教室から 次の空
「さようなら」 白い花びら舞う教室へ微笑む
光の花びら舞う場所へ 飛んでいく
あなたは一人 私のいない場所へ
背中の羽根に躊躇いは無く
私の空は何処で春を待つ?
どうかこの視界 凍てついて永遠に
ただ一人求めているのは 季節外れの白い桜
もう溶けることの無い 白い桜
広がりゆく空 蒼に舞う桜よ
溶けない桜よ 溶けていった桜よ
まだ見えないけど でもそれだけで
笑顔を見せて 映し出して
ただ一人求めているのは 季節外れの白い桜
あなたの姿が揺れる 白い桜
――この風景を あなたに贈る――
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