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餞
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作詞 楽瀬 |
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「ありがとう」
別れの定番の言葉
お前の口から漏れるとは思わなくて
最後のお前の笑顔
俺が好きだった笑顔はそこに無かったよ
愛してるもゴメンネも今ではもう言えなくて
馬鹿し合った今までが脳裏に過って
どうも忘れられそうに無い
お前の全て 未だ俺に焼きついてる
あの日は幸せだったと良い思い出だと
割切って語れる程俺は強くないから
だから今は泣きたい
良い男が台無しになるけど我慢してくれ我が友よ
俺の泣き顔なんて一生にこれっきりだぜ
「ありがとう」
お前の声はすごく小さくて
気付いた時にゃもう視界が歪んでた
見えたのはお前の笑顔
俺の好きだった笑顔はそこに無かったよ
酒と煙草片手に語り合おう
つまみは俺が用意してやるから
俺の愚痴になるが聞いてやってくれよ我が友よ
良い男を演じ続けたいけど今日は無理だ
酒と煙草に共に溺れよう
「ありがとう」
思い出の中のあいつはいつも笑顔だ
俺の大好きな笑顔のまま凍りついてる
「ありがとう」
俺のもとから消えちまった愛するお前よ
他人との幸せ願える程俺は大人じゃないから
だからせめてもの餞の言葉を
「ありがとう」
お前とめぐり逢えて良かったよ
なんて最後まで言わなかったよな
「ありがとう」
お互い違う道に立つけど
どっちの道にも
「幸あるように」
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