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実らない恋
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作詞 蒼龍 |
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時間が経てば つぼみを出し
季節が巡れば 花が咲く
春夏秋冬 休む間もなく
人の思いのように連鎖を繰り返す
人が人を操る この時代に
ただ実らないのは一粒の実だけ
小さくても 甘い黄昏の恋に
愛と書かれた 実らない花を見つめる
どんなに育てても どんなに愛しても
実らぬまま いつか涙(あめ)に流される
野に咲く あの花のように
美しく 逞しく 咲き誇りたい
言葉にできない位 空は綺麗で
それでも枯れ落ちる 夜の夢時雨
もし丘の向こうまで 辿りつけたなら
こんな枯れた僕でも 愛してくれますか?
語り合う 魅力もなく
辿りつく行き先は 薄暗い箱の中
それでも まだ地に土がある限り
実らぬ花でも 恋を覚える
小さな丘に咲く 無数の一輪の花
ただ舞う花びらたちは まるで僕の思いのようで
届かない君へも 届け小さな思いたち
いつか実らぬ恋が 涙に流さるまで
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