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作詞 実輝 |
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一筋の道の前でたたずむ少年
道はまっすぐなのに足が動かない
道は一つなのに
「孤独が怖いのかい?」傍には見知らぬ絵師
おどけた少年をよそに絵師は言う
「孤独に打ち勝とう」
そして絵師は少年に絵を描いた
「これで一人じゃない」
その絵は一筋の道と少年と゛風''
「皆一人じゃないんだよ
誰かに 守られて 支えられてるんだ
周りをよく見渡してごらん
きっと何かが傍にいる」
「もう大丈夫だろ?」少年は頷く
だけど足は動かない 動けないんだ
体は正直だ
心の何処かでまだ怯えてんだ
それに絵師は気づいた
「大丈夫。君は一人じゃないのだから」
「一人で生きていけるほど
人の心は丈夫じゃないんだ
僕も 君だって きっとそうさ
みんな孤独には勝てない」
そういうと絵師は倒れた
体には無数の傷跡
少年は絵を抱え道の前へ
そしてゆっくり歩き始めた
絵師の書いた絵をしっかりと抱えて
少年は固く決意した
意思の絵師を抱えながら−・・・
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