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*何も無い世界*
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作詞 千竜架 |
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私は窓の縁に頬杖をついて外を眺めた
私の乗っている列車は普通列車
それと付かず離れずの距離で新快速列車が走る
中の人間はみな、揃いも揃って陰鬱な顔をしている
まるでこの世に楽しいことなどないかのように
列車は次の駅に辿り着くために速度を下げる
新快速列車がどんどん遠ざかる・・・
こうして人々は何ごとにも気付く事なく
時を重ねていくのだろう
……私のように
過ぎていく景色
駅に止まった列車が人をはきだし、また中へといれる
私はその光景を見て耐え難い空しさにとらわれた。
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本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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