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駅前のベンチ
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作詞 やさしいライオン |
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遠く高い場所まで飛んでった君の影を追うように
僕の涙は頬をいつまでも濡らしてんだ
もうどのくらい経ったのかな
時間の流れなんてすごく速くて
僕はどれだけ必死に走っても追いつかないよ
昔見た君との思い出
瞼に焼きついたところで
もう君はいないから
僕の記憶はただただ空しく
君との思い出は君がいるからここにあったんだ
涙は何を洗っているんだろう
ただ僕の心に呼応するように流れるだけ
会いに行くよ、いつかきっと
君の思い出を忘れないようにこのバッグにしまって
また会いに行くよ
いつも隣りの場所で僕といた君の存在を確かめるように
夜は切ないほどの静けさを与えるんだ
もうどのくらい過ぎたのかな
夜の闇が少しだけ明るくなってきたけど
眼はうつろ、君の鏡が鈍く光り始めるんだ
光は何を照らしてるのかな
ただ繰り返し太陽の熱を僕に送るんだよ
会いに行くよ、いつかきっと
また思い出を作りたいからこのバッグを持っていくよ
いつもの駅前で
待ち合わせようか
僕は僕で君は君だ
どれだけ長く一緒にいてもその事実は変わらないけど
ただ一つ変わるものだってあるだろう
そうさ
僕らの思い出はずっと変わるものだよね
このアルバムはずっと変わらないわけはないんだ
やがて写真も増えていくだろう
だから僕はこのアルバムも持っていくよ
あんまり重くするといけないから
このアルバムだけを持っていくよ
会いに行くよ、今から君に
会いに行くよ、バッグに収まりきらないアルバムと一緒に
会いに行くよ
いつもの駅前はあそこにはあるのかな
君はいつも30分遅れ
僕は駅前で本を読む
会いにきたよ
また君に会いにきたよ
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