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あの食い逃げ犯を
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| 作詞 兎の眼 |
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僕は言った
あの食い逃げ犯を
捕まえてやるんだと
母は言った
あの食い逃げ犯を
許してあげるんだと
なぜって聞くと
母は言うんだ
おなかすかせてたんだよって
食い逃げ犯に怒っても
損するだけだけど
食い逃げ犯を許せば
良いことをしたと
思えるから
僕は思った
あの食い逃げ犯を
助けてあげたんだと
それってただの
綺麗事かも
それでもいいと思うんだ
食い逃げ犯に怒っても
損するだけだけど
食い逃げ犯を許せば
良いことをしたと
思えるから
家がない人達や
物乞いをしている人達
そんな人達がいることを
あの総理大臣は
知っているのかな…
僕は言った
あの食い逃げ犯を
許してあげるんだと
なぜってそれは
僕は思うんだ
おなかすかせてたんだって
食い逃げ犯が昨日
謝りに来たんだ
食い逃げ犯は泣きながら
悪いことをしたと
言っていた
あの食い逃げ犯は
食い逃げしたくてしているわけじゃない
それに気がついたとき
涙が止まらなかった
家がない人達や
物乞いをしている人達
そんな人達がいることを
あの総理大臣は
知っているのかな…
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