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ヒコーキ雲
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作詞 葉音 |
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今日のテストの時間
一番窓側
問題なんか解く気がしなくて
ふと外を見たら
ヒコーキ雲が浮かんでた
ヒコーキ雲なんてそこまでめずらしくもないのに
なんかとってもめずらしい物を見た気がした
あとでなんでだろって考えてたら
そっか。最近全然空を見てなかったんだ。
って思った
ずっと下ばかり向いて歩んで
うつむいてばかりいて
見えない何かに追い詰められてるようだったんだ
空は蒼い
空は広い
それは私達の悲しみや苦しみを包んでくれるけど
時々見ててすごく泣きたくなってくるんだ
広すぎて終わりがないからとてもキレイだけど
逆にそれが悲しくなるんだ
人間には終わりが来るから。
私もいつかあのヒコーキ雲みたいに
大空に真っ白な一本の雲を描きたい
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