|
|
|
等間隔の茜星
|
作詞 ジャスミン茶 |
|
幽径なアパートから夜に落ちる
月も出ない孤独の地平
ろりめく街灯に虫が腐って
何も無い世界で少し泣けた
君を失う前の半透明さを
比喩する手立てを失くして
丸さを尖らす僕の蒼さが
夜が暗やむ訳を失くして
6mおきの心の針が
等間隔で動く
霧中の暗闇に
這いつく茜星
仮想の天井で
僕を追い越した
幽径なアパートへと還る
変わらない日常の景色
さざめく記憶に君がいて
12時の部屋に君は居ない
霧中の暗黒に
沈む6頭身
仮想の天井で
動かぬ六等星
氷点下に凍る星
半透明の蒼さ
6mおきの駅で
並ばない言葉を
等間隔なのに
揃わない訳を
仮想の天井を
夜は許さない
|
|
|