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リング
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作詞 餅子 |
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もし私がここでアナタにキスしたら
アナタは何て 言うかしら。
このオシャレなバー
ワイングラスの向こう
アナタの笑顔
もし私がここでアナタに別れ話を切りだしたら
アナタは何て 言うかしら。
このオシャレなバー
ワイングラスの向こう
アナタの笑顔
結局、何をしたって、
かわらない気が、するのよね。
コレ、嘘じゃないと思うわ。
私がアナタに出来ることは
きっと、ほんの少しだけなの。
ほんの、少しだけ。
きっと、アナタが私に出来ることが
多すぎるのよね。
いつだったかしら、
−・・・私が右手、薬指に
ピンクのリングつけていた時、
アナタは
『子供っぽい』と、言って
女の子らしいピンクのリング、
無理やりに 外した。
アナタの細い、力強い手に
私の右手はにぎりしめられ
人ごみわけて
アナタは早足に
無理やりに
歩きだした。
そう、思い出した、アレは
寒い 12月。
街はクリスマスムードだったわ。
『どこへ行くの?』と、
聞いても
アナタは早足に
無理やりに
歩いていった。
急に止まって、
私を見つめて、
私の
右手を離し
左手をつかんだ。
無理やりに はめられた
ぴったりの シルバーリング。
私の左手、薬指にはまっていたわ。
−・・・コレは、もう、昔話になってしまったかしら。
今でも光る
私の左手、薬指
ぴったりの シルバーリング。
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