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モ・ト・カ・レ
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作詞 恵南 |
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1人で教室に忘れ物を取りに行った。
誰も居ないよね?
“すっ”と入ると、君が居た。
まだ、好きだけど、シカトしよう・・・。
そう決めた。
「久しぶりだな!2人っきりで話すの!!」
何て言って良いのかわかんない。
「あ、そうだね。」
とりあえず言っといた。
「もぅ、彼氏居んの?」
顔が熱くなった。
「居ない!!・・・絶対に居ない!!」
思わず大声。恥ずかしい・・・。
笑う君。
「もぅ!笑わないでよ!」
と言いつつ、自分もつられた。
「変わんないなぁ・・・」
君だって!
・・・このままで居たいって思った。
たった一ヶ月前まで、皆に
「バカップル☆」
って呼ばれてた!
少しの間だったけど、たくさん想い出が出来て。
ケンカもしたけど、でも仲直りして。
数え切れない程、キスもした。
2人して「大好き」とか「宇宙一愛してる」とか。
ホントにバカップルだったね。
どっちが強く好きかでケンカもした。
告った翌日
「俺ら付き合おっか!!」
軽いノリだなぁ!!!
付き合い始めた翌日は早速デート!!
「何が観たい?」
「何でも良いよ♪」
すでに「カップル」じゃん!!
目標立てた「1年間バレないように!」
1週間で教師にバレた(笑)
登校途中で目撃された!!
3週間で友達に激バレ!!
「あんなのの、ドコが良いの!?」
皆から質問攻め(笑)
かなり評判が悪い君。
デモ、あたしは大好きだよ!!!
でも、射手座な君は「一緒に居たい時だけ居る」主義。
だから「ずっと一緒に居たい」主義のあたしとは合わなかった・・・。
あれこれ想い出語ってたら、もう最終下校時刻。
「もうこんな時間!?」
「あ!!塾!!」
2人して慌てる。
校門まで一緒に行った。
後ろから君にマフラー引っ張られた。
「ばいばい!!また明日な!!」
手を振り合ったのが、久しぶりで熱が出そうな勢い。
手を繋いで帰った道が暗くて恐くなった。
いつもキスした公園を遠回りする。
今まで、当り前だった事が無くなった。
どんな痛みよりも、痛い事を実感した。
君が居ない事がどんな事よりも悲しい。
元に戻れない事はわかってる。
だから、心で密かにモトカレの君を想ってる。
きっと満足だから・・・。
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