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想い出の痕
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作詞 燈彩 |
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返事の来ない携帯に諦めを学びました
“想い出”の眩しさに苦しみを学んで
“現実”の非常さに人を愛することの痛みを・・・
いつかまたやり直せるんじゃないかと思ったから
僕に見向きもしない君の隣にずっと・・・
“想い出”の中に忘れてきたんだろう
何か何か大切なものを
君の隣に僕はいるでしょう?
それとも君には見えないのかな
僕の頬に伝う哀の雫にも
気付かないのはどうして・・・
“愛”という言葉を知らない人はいないのに
“愛”という存在を知ってる人もいなければ
“愛”を口で説明できる人だっていないのに
どうして君は愛してるなんて言えるの?
どうして僕は愛してるって言えないの?
“想い出”の中に忘れてきたんだろう
君と僕をつないでいた糸を・・・
君の隣にもうぼくはいない
気付かないのはどうして・・・
返信のないメールを消去しました
意味の無い“想い出”も一緒に
本当に必要だった君の存在も・・・
送信したメールを消去しました
鋭い刃のような“想い出”も一緒に
解けた糸はもう結べないね
不器用すぎた僕は
隠す事も
偽る事も
できなかったんだ・・・
鋭く尖った“想い出”は痛いですか?
流れるのは哀の雫
君に届かないならこんなものに意味は無いの
『ばいばい』 メールを送信して
消え去りきれなかった“想い出”に
花を手向けよう
それは僕の心を象徴するような
真っ白な勿忘草でした・・・
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