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虹色の街
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作詞 MISAYA |
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疲れ果てそうな現代社会
街は未来を夢見すぎて
ネオンに囲まれている 朝も夜もない世界
時間なんて存在しないから
時間も忘れてしまうんだ
スクリーンに映りこんだ 砂嵐と見つめ合う
見せかけの幸福論に 身を任せることでしか
幸せを実感できないなら 信じればいいよ
キレイ事じゃ生きてけないのは
誰もがもう知ってるから
人は皆過ぎ去った 記憶を忘れゆくものだから
ただ忘れずにいることは あまりにも困難で
遠ざかってしまう蜃気楼 よく見れば悪魔の手招き
不穏なこの時代を 僕は歩いていくんだ
大きさを増した情報の渦に
呑み込まれてしまわぬように
聳え立つ摩天楼が 小さな街を見下ろす
この空はまるで塗りたくられた
趣味の悪い壁紙みたいだ
かわるがわる色を変える いつか見た空のように
必要か不必要かと ひとつずつ捨て去ってゆく
人々の「楽園」が僕には 地獄に思えた
有り得ない奇跡さえ容易く 起こってしまうこの世界
僕達はいつから その夢を失くしたんだろうか
ノイズで溢れるこの場所じゃ 小さな星も見れない
街は虹色に輝くけど 本当の虹は見れなくて
そんなアザヤカな明日へ 僕は進んでいくんだ
落ちてゆくんだ 掌から音も立てずに
しっかり掴んでても 本当に大切なものひとつひとつ
人は皆描くんだ 自らの明るいその未来
ただ、描くだけで終って 諦めてしまうんだ
時代の所為?赤の他人の所為?
気付くべきことがあるだろう
自分の未来なんて 自分しか創れないから
夢なきこの時代に 今別れを告げるとき。
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