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主のない写真立て
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作詞 鬼子鉄仮面 |
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空の写真立て 葬った
あれは何度の夏のことだったでしょうか
確か日差しの強い日でした
緑はああも、力強く生きています
それでも彼等は死んでいて
空には黒い鳥が たくさん飛び交っているのです
今 どこにいますか
精の付くもの食べていますか
怪我はしても良いのです ただ生きていれば良いのです
そちらの日差しは暑いですか
変わらず夏は、暑いですか
真実を伝えないことが 嘘つきだと言うのなら
私はもうとっくに 嘘つきです
貴方を愛することを 伝えてはいけない時代でも
それを偽ることなんて できないのです
空が沈んでも、海が上っても
変わらず訪れる明日に どうか貴方がいますように
どうか貴方がいますよに
太陽が消えても、月が消えても
変わらず訪れる明日に、どうか幸せ願うように
どうか幸せ願うよに
空の写真立てはとても寂しそうでした
私もそれに耐えきれず 彼を葬ってしまいました
あるべきはずの汚れた写真は、もうありません
貴方はどれだけ歳を取りましたか
面影など きっともうないのでしょうね
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