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主のない写真立て
作詞 鬼子鉄仮面
空の写真立て 葬った

あれは何度の夏のことだったでしょうか

確か日差しの強い日でした

緑はああも、力強く生きています

それでも彼等は死んでいて

空には黒い鳥が たくさん飛び交っているのです


今 どこにいますか

精の付くもの食べていますか

怪我はしても良いのです ただ生きていれば良いのです

そちらの日差しは暑いですか

変わらず夏は、暑いですか


真実を伝えないことが 嘘つきだと言うのなら

私はもうとっくに 嘘つきです

貴方を愛することを 伝えてはいけない時代でも

それを偽ることなんて できないのです


空が沈んでも、海が上っても

変わらず訪れる明日に どうか貴方がいますように

どうか貴方がいますよに

太陽が消えても、月が消えても

変わらず訪れる明日に、どうか幸せ願うように

どうか幸せ願うよに





空の写真立てはとても寂しそうでした

私もそれに耐えきれず 彼を葬ってしまいました

あるべきはずの汚れた写真は、もうありません


貴方はどれだけ歳を取りましたか

面影など きっともうないのでしょうね

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歌詞タイトル 主のない写真立て
公開日 2006/11/07
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ その他
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