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黒蝶
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作詞 柚晴 |
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町の片隅に 追いやられるように
着実に育ったスラム 入り浸る僕
華やかなネオンとは裏腹に ロウソ\クが黒ずむ
僕らの事 蔑むように 舞い遊んだ黒い蝶
何か妙に腹が立ったから 黒い羽を
打ちぬいてやった
ここにはもう“愛情”なんかない
たまに街から流れ込んでも
すぐに燃え尽きて 灰になるのさ
ハッキリと判るのは 悲鳴と嫌味
それだけが 僕を形成する
愛なんてのは酸っぱすぎて むせかえるだけだ
生きるか死ぬか ここのルールはそれだけ
息せず生きる犬は 街に居る
ここには息をする事を忘れた 蝶が居る
こっちの方がレアモノだ
ここに実る 甘い毒入り果実を
すすってから 心は鉄になった
傷付けてみろ 傷つきやしない
戻りたくとも 戻れないんだ
あの街のネオンは 鉄を溶かす
もう痛い思いをするのは 嫌なんだ
君も来るかい? この楽園に
ここには愛と金はない けど自由が溢れる
もう傷はずっと付かない 寂しくもないよ
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