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虚無
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作詞 冬銀 |
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今日は友達と笑いました。
昨日、一緒に映画を見たからなのでしょう。
明日は家族と笑うでしょう。
今日、出掛ける約束をしたからです。
笑う、喜ぶ、楽しむ、 こんなにプラスな事ばかりなのに、
あれ? 如何して?
私の心は満たされた筈なのに、満たされない。
あれれ? 何で、孔が空いてるの?
ぽろぽろ、たらたら、水の様に流れ出た。
あーあ、私の中には何も残っていません。
今日は親に怒られるのでしょう。
先日、勉強をしなかった悪い点のテストが返って来たから。
明日はきっと嫌な日でしょう。
今日、決まった行動班が嫌だから。
嫌う、悲しむ、怒る、こんなマイナスな事ばかりなのに、
あれ? 如何して?
私の心は揺り動く筈なのに、揺り動かない。
あれれ? 何で、孔が空いてるの?
ガラガラ、サラサラ、砂の様に零れ出た。
あーあ、私の中には何も残りはしないのです。
結局、プラスもマイナスも関係ない。
この心の穴から出ないだけの大きい事柄に出会えないというだけ。
傷も、 痕さえも残らない。
待ってるんだけどな。
沢山の人と居ても、淋しいなら意味無いよ。
たった一人でも、私の心を塞いでくれる人じゃなきゃ。
本当の 虚無は
消えない、、、。
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