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きみといた秋に
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作詞 春光 |
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秋の日のこの道、澄んだ空と涼風
こんなに切なくなるのはあの日を、きみを想い出すから
瞳閉じれば二人いた日々が
この場所で初めて交わしたキスが
あのベンチ、きみの香りが、きみの全てが
切ないくらいにはっきりと浮かぶんだ
いまはぼくの隣、風が通り抜けるだけだけど
たしかに、傍に居た
少し寒がりなきみは、ぼくの少し大きな上着はおり
自転車押す僕の少し前を歩いてた
そして振り返り、はにかんで、初めてきみからぼくの手を握った
あのとき、本当は自転車押しにくかったんだ。
でも、それでもきみを引き寄せてキスしたのは
きみをぼくだけのものにしてしまいたかったから
そんなきみは
もうここには居ない…
居ない、いない、いない
居ないんだ
言い聞かせても、じぶんでも馬鹿らしくなるような甘い期待よぎる
素直さ足りなくて、
信じる心置き忘れ、
新鮮さ求めた
なに考えてんだ
神様、あの秋に戻れるなら戻して
このころのぼくにそっと諭して
そしてきみを愛する心薄れて…
あの電話切った瞬間気づいた
終わった瞬間気づいた
きみはぼくの全てだった
今更になって思い出すきみのこと
走馬灯のように
自分勝手なのは分かってる、分かってるのに
溢れ出すこころ、とまらないんだすべて
簡単なことだったのに遠回りして
ほんとうに大切なもの、間違って捨ててしまった
僕は君の心傷つけた
叫んでももう無理だ
「嫌いにならないで」
「今までのは何だったの?」
きみのことばじゃないきみの声、言わせたのは僕のはずなのに
あぁ…また回りくどく、ぼくの心ぐるぐると迷路化
もし次に遇ってももうきみは…
ここにはぼくの心なんてなくて
でもちゃんと歩かなきゃ、と
後悔の塊みたいな野郎が
今の秋を歩んでる
もし僕があるとすればきみといた秋に
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