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雨落涙
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作詞 テンテン |
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「夕方頃には雨が降るね」
冷静に言った君の後ろ姿
今更だけど泣いていいかな?
誰に向かって吐いたわけでもないけれど・・・
少し考えてみれば答えはあったね
君からのサインにちゃんと気付けていたなら
僕らの未来はまた違っていたのかな?
雨は嫌いと君が何度も拗ねて
取り止めた外出がいくつあったかな?
゛泣かない僕″を泣かせようとして
君が無理やりススメた本や映画が
いくつあったかな?
横着で切った前髪を整えてくれたり
メイクをサボる君も愛しかったり
゛ねぇ僕ら似合いだったよ″
宙に消える独り言
振り返らないと気付けないような
小さな出来事の中に
本当の幸せはあるんだね
ただ時間の流れに寄り添う
二人で良かったのに・・・
僕はどこで君を見落としてしまったのだろう?
コーヒーには決まってミルクと砂糖
いつものように差し出した僕に
首を振って口にしたブラックコーヒー
まるで苦さ飲み干すように
君は何かを決意していたんだね
そうあの時にはもう君の心は・・・
雨が止まないよ
何故だろう最後に見た君はとてもキレイだった
今までで一番キレイに見えて
僕は見とれていたんだ
雨が止まないよ
数え切れない君を抱えて
泣くことを忘れていたことを
ようやく思い出したよ
気がついた時には・・・
涙が止まないよ
「ほらね 僕は君のことになれば
こんなにも泣けるんだよ・・・・・ごめんね」
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