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始発駅
作詞 某P
今年初めての雪が始発駅を白く染める
凛とした空気のホームに並び立ち

風を伴い空席だらけの電車が滑り込む
打って変わって緩んだまどろむ空気

銀の月が並び座る僕達を見下ろす
隣同士なのに近付けない遠い島の
冬の住人達を

微妙な距離に戸惑いながらもたれ合って居よう
遠い島の冬の二人
このままそっともたれ合って居ようそうすれば
あなたのへ海路も開ける


僕は逃がさぬように捕まえて壊さぬように
そっとあなたの掌を包み触れる

遠い島の住人同士なのにほらこんなにも
暖かい血が通っているのを感じるよ

銀の月光が並ぶ二人の隙間を融かす
僕が欲しいのは近づけないあなたへの
荒海を渡りきる力

このままそっともたれ合って居ようそうすれば
あなたの海も鎮まる
このまま時間をかけて隣に居ようそうすれば
あなたの心も融ける


ゆらりゆらりと電車が走る
冷たい見かけのそいつは
規則的な鼓動を打っては
安らかな子守唄奏でるはずさ

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 始発駅
公開日 2006/11/01
ジャンル ポップス
カテゴリ
コメント なかなか距離を縮めることのできない二人のもどかしさを描いてみました。何卒宜しくお願い致します。
某Pさんの情報
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