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遠い熱
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作詞 千壱 |
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突き出した 俺の手
掴もうと空を切る
温か過ぎる その手は
あと50センチ 先に
持て余す様に 救いを求める様に
指を伸ばして 力なく垂れて
君と並んで歩いても 君の距離は変わらなくって
あと少し あと少し あと5ミリもあれば届く のに
果てしなく 近い温もりは
果てしなく 遠い温もり
呼び付けた 焦燥感
いつも不器用に 働いて
君の為に用意した 愛の言葉すら
宙で止まって 固まって 落ちた
君を引き寄せたくても 君は腕を差し伸べてはくれなくって
何でだよ 何でだよ なんて微笑みに問い続ける
50センチ先の世界の 君の左手は
やっぱり俺には 少し温か過ぎた
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