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雪ダルマ
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作詞 竜二 |
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白く深く積った雪ころがして雪ダルマを生みだした
「拒絶されるこの俺と友達になってくれないか?」
雪ダルマは少し融けて
「日陰に私を動かしてくれたら長く一緒に居てあげれるよ」
体育館の裏に雪ダルマを連れて来て座りこんで話しかけた
「軽蔑されるこの俺と友達になってくれないか?」
雪ダルマは少し融けて
「私は何も出来ないが、あなたと話はできる」
2日目の朝 積った雪抱えて雪ダルマにわたした
「いじめられるこの俺と友達になってくれないか?」
雪ダルマは少し融けて
「一人ぼっちでさみしいでしょう、私はあなたを見捨てない」
3日目の朝融ける雪 雪ダルマの姿を探す
「見捨ててくのか?お前も俺を友達にしてくれないのか?」
少し残った雪のかたまりが彼を呼んだ―\―\
「私はあなたを見捨てない 私はこのまま空気に溶け込んで
これからもずっと あなたの傍にいてあげる」
二人はそれからいつも傍に、近くで寄添っていたけど
いつになっても 死ぬことのない
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