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Fine di Paradiso-Une distance vide
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作詞 E-L-E |
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「消えた楽園 消えた少女 消えた笑顔 その正体は」
第24巻 999ページ
何度も繰り返される遊戯 全てはここで終わり ここから始まる
空の鳥は明日を歌い
海の夢は昨日を歌い
黒の記憶繰り返す
雨の卵生まれ落ちた
それはいつのころからか
全てを識っていたのか
求める必要は無いのに
全てを識ろうとする
蜘蛛の糸が巻きつけた
蓮華の花が藍染める
恵みの雨が降り注ぐ
地にしみてやがて無に還る
『Al』
少女の目指した終焉は
『Lilith』
虚実と現実の楽園
『Idun』
坂道を転がる罪と罰が
『Ciel』
雪の中で眠る
『Elice』
悪夢の果てにあるのは
少女の夢と輪廻
咲き誇る太陽
啄んでゆく月
全てが黒く染まる
罪人の叫び声
黒羽の天使が
舞い降りてきて
微笑んだ
「24巻からなるその本が記すのはALICEの夢
18を廻る少女は―\―\―\―\―\―\―\―\―\―\」
砂漠を歩く民が見た幻想は何を伝えたのか
海を巡る海賊が見た魔物は何を信じたのか
雪をさ迷う者が見た奇跡は何を包んだのか
嗚呼 それは誰も知らない…
些細な願い
望む終焉の形は愚かな裏切り
混沌は渦巻く勘違いの果てに冷えた
もぎ取られた未来を女神は見る
灯るキャンドル 二冊の書に刻まれた歴史を。
嗚呼全ては夢等ではない…
本が閉じられたとき 世界は―\―\―\―\
ALICE それは全てを見た少女の花
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