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やがて残るのは二人の死骸と一つの死体
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作詞 霧闇 |
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音を失えば生きていけないと
その途端に心臓が止まるだろうと
確かな予\感と確信だった
愛して止まない六弦楽器は
死んでしまった
音が消えぬよう 拙い喉を振るわせた
出てくるのは悲しい歌で
それも恋の歌ばかりだった
泣きながらギターを折った彼女の
息の根を止めてやった
そしたら途端に世界が暗くなって
弦の跳ねたギターをただ抱きしめた
君を失えば生きていけないと
その途端に脳髄が腐るだろうと
彼女は涙と説得した
恋より音を選び取った僕を
必死だったね
音を愛してた 理由は何だったっけ?
出てくるのは優しい日々で
それも君のことばかりだった
唄いながらギターを鳴らした僕の
隣で泣く人がいた
彼女が笑える世界を作りたくて
弦を震わせギターをただかき鳴らした
音を愛してた 理由は何だったっけ?
思い出すんじゃなかった
音を殺したのも 君を殺したのも
幸を殺したのも 日々を殺したのも
何もかも僕だった
そして、僕を殺すのも
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